Skip to main content
QUICK REVIEW

[論文レビュー] Development of the Japanese Moral Foundations Dictionary: Procedures and Applications.

Akiko Matsuo, Kazutoshi Sasahara|arXiv (Cornell University)|Apr 3, 2018
Psychology of Moral and Emotional Judgment参考文献 19被引用数 1
ひとこと要約

本稿では、部分的に自動化された翻訳手法を用いて、日本語の道徳基盤辞書(J-MFD)を開発し、道徳基盤理論を日本語の言語的データに適用可能にする。英語と日本語のソーシャルメディア利用者が強調する道徳基盤が異なり、英語ユーザーは道徳的不正をより頻繁に議論しており、異なる道徳的カテゴリーを強調していることが明らかになった。

ABSTRACT

The Moral Foundations Dictionary (MFD) is a useful tool for applying the conceptual framework developed in Moral Foundation Theory and quantify the moral meanings implicated in linguistic information people convey with. However, the applicability of the MFD is limited because it is available only in English. Therefore, translated versions of the MFD are needed to study morality across various cultures, including non-Western cultures. The contribution of this paper is two-fold. First, we developed the Japanese version of the MFD (referred to as the J-MFD) by introducing a semi-automated method; the J-MFD is publicly available online and our procedures serve as a reference when translating the MFD into other languages. Second, we applied the J-MFD by analyzing social media data written in English and Japanese. We found that English users are more likely to talk about immorality-related topics online than Japanese users and that English and Japanese users emphasize different moral categories. The J-MFD helps to explore morality unique to Japanese and can be useful for investigating cultural differences in moral behaviors.

研究の動機と目的

  • 道徳基盤理論の適用範囲を英語に限らず拡大するため、文化的に妥当な日本語訳の道徳基盤辞書(MFD)を構築すること。
  • 他の言語へのMFD翻訳を支援する再現可能で部分的に自動化された手法を開発し、言語的および文化的な違いを考慮した道徳心理学者の研究を促進すること。
  • J-MFDを現実のソーシャルメディアデータに適用し、英語話者と日本語話者の間で道徳的議論の文化的差を調査すること。

提案手法

  • 元の英語版MFDを日本語に適応させるために、部分的に自動化された翻訳パイプラインを用い、道徳的次元の意味的および概念的整合性を保持した。
  • 翻訳プロセスには専門家による検証と言語的精錬が含まれ、言語間での概念的同等性を確保した。
  • J-MFDは公開オンラインで入手可能となり、オープンサイエンスおよび将来的な翻訳作業を支援した。
  • J-MFDを英語および日本語のソーシャルメディアデータに適用し、道徳的言語使用の度合いを定量化した。
  • 自動テキスト解析を用いて、2つの言語コーパス間で道徳基盤のカテゴリーを抽出・比較した。
  • 比較分析により、英語ユーザーと日本語ユーザーの間で道徳的強調の違いや、道徳的不正関連トピックの頻度の違いが明らかになった。

実験結果

リサーチクエスチョン

  • RQ1道徳基盤辞書を、概念的整合性を損なわせることなく、日本語に効果的に翻訳する方法は何か?
  • RQ2英語と日本語のソーシャルメディア利用者が使用する道徳的言語にどのような差異があるか?
  • RQ3オンラインディスコースにおいて、英語と日本語でそれぞれ最も頻繁に議論される道徳基盤は何か?
  • RQ4英語と日本語のオンラインユーザーの間で、道徳的不正関連トピックの頻度にどのような差があるか?

主な発見

  • 英語ユーザーは、オンラインディスコースにおいて日本語ユーザーと比較して、道徳的不正関連トピックを著しく多く議論している。
  • 英語ユーザーは日本語ユーザーと比較して、異なる道徳基盤を強調しており、デジタルコミュニケーションにおける道徳的優先順位の違いを示している。
  • J-MFDは、日本語における文化的に特化した道徳的意味を的確に捉えており、微細な文化的比較分析を可能にしている。
  • 部分的に自動化された翻訳手法により、信頼性が高く公開可能なJ-MFDが得られ、将来的な多言語道徳心理学研究を支援した。

より良い研究を、今すぐ始めましょう

論文の読解から最終レビューまで、研究時間を劇的に削減しましょう。

クレジットカード登録不要

このレビューはAIが作成し、人間の編集者が確認しました。