[論文レビュー] Journal Maps on the Basis of Scopus Data: A comparison with the Journal Citation Reports of the ISI
本稿は、1996年から2007年までのScopusデータから得られるジャーナル・キャピテーション・マップと、科学情報研究所(ISI)のジャーナル・キャピテーション・レポート(JCR)から得られるマップを比較している。Scopusはより多くのジャーナルと分野(人文学を含む)をカバーしているが、広範なカバー範囲と長期的キャピテーションが少ないことから、そのキャピテーション行列はISIのものより疎らである。これにより、多分野的およびSSH分野のネットワークの豊かさに恩恵は限定的であるが、密度の調整されたしきい値を用いることで、マップの類似性は保たれる。
Using the Scopus dataset (1996-2007) a grand matrix of aggregated journal-journal citations was constructed. This matrix can be compared in terms of the network structures with the matrix contained in the Journal Citation Reports (JCR) of the Institute of Scientific Information (ISI). Since the Scopus database contains a larger number of journals and covers also the humanities, one would expect richer maps. However, the matrix is in this case sparser than in the case of the ISI data. This is due to (i) the larger number of journals covered by Scopus and (ii) the historical record of citations older than ten years contained in the ISI database. When the data is highly structured, as in the case of large journals, the maps are comparable, although one may have to vary a threshold (because of the differences in densities). In the case of interdisciplinary journals and journals in the social sciences and humanities, the new database does not add a lot to what is possible with the ISI databases.
研究の動機と目的
- Scopusと科学情報研究所(ISI)のジャーナル・キャピテーション・リポート(JCR)から導出されたジャーナル・キャピテーション・ネットワークの構造的類似性と相違点を評価すること。
- Scopusデータが、より広範なジャーナルカバー範囲と人文学の含むことを特徴とし、ISIのJCRに比べてより情報豊富またはより豊かなキャピテーション・マップを生み出すかどうかを評価すること。
- キャピテーション履歴の長さとジャーナルカバー範囲が、ジャーナル・キャピテーション行列の密度と構造に与える影響を調査すること。
- Scopusベースのジャーナル・マップが、JCRベースのマップと効果的に代替または補完可能となる条件を特定すること。
- キャピテーションパターンが異なる分野、特に多分野的および社会科学・人文学(SSH)分野におけるジャーナル・マップの性能を検討すること。
提案手法
- 1996年から2007年までのScopusデータを用いて、集約されたジャーナル間キャピテーションのグランド行列を構築すること。
- 科学情報研究所(ISI)のジャーナル・キャピテーション・リポート(JCR)から得られるマトリクスと、Scopus由来のマトリクスのネットワーク構造を比較すること。
- ScopusとJCRデータセット間のキャピテーション行列の密度差を補正するためのしきい値処理技術を用いること。
- キャピテーションリンクに基づくジャーナル・マップの可視化と比較に、ネットワーク分析を適用すること。
- ISIに比べてジャーナル数が多く、キャピテーション履歴が短いことから、Scopusにおけるキャピテーションの疎らさを分析すること。
- 特に社会科学・人文学分野において、異なるジャーナルカテゴリにおけるマップの品質と構造的類似性を評価すること。
実験結果
リサーチクエスチョン
- RQ1Scopusデータに基づくジャーナル・キャピテーション・マップのネットワーク構造は、ISIのジャーナル・キャピテーション・リポート(JCR)から導出されたものとどのように比較されるか?
- RQ2人文学を含むより広範なジャーナルカバー範囲を持つScopusが、JCRに比べてジャーナル・マップの質や豊かさをどの程度向上させるか?
- RQ3より多くのジャーナルと分野をカバーしているにもかかわらず、なぜScopusのキャピテーション行列はISIのJCRマトリクスよりも疎らか?
- RQ4特に多分野的および社会科学・人文学(SSH)ジャーナルにおいて、Scopusベースのジャーナル・マップがJCRベースのマップに効果的に代替または補完可能か?
- RQ5キャピテーション履歴の長さの違い(例:JCRにおける古いキャピテーション)が、ジャーナル・キャピテーション・ネットワークの密度と解釈可能性にどのように影響するか?
主な発見
- Scopusのキャピテーション行列は、カバーするジャーナル数の多さと、10年以上前の長期的キャピテーション記録が存在しないことから、ISIのJCRマトリクスよりも疎らである。
- 広範なカバー範囲にもかかわらず、Scopusは人文学分野におけるジャーナル・マップの質をJCRと比べて顕著に向上させない。これは、キャピテーション密度が低いことが主な要因である。
- 大規模で確立されたジャーナルでは、密度差を補正するためのしきい値を調整すれば、ScopusとJCRのマップのネットワーク構造は類似している。
- Scopusに人文学ジャーナルが含まれているからといって、より焦点的で歴史的に深いJCRデータセットに比べて、ジャーナル・キャピテーション・マップの構造的豊かさが顕著に向上するわけではない。
- キャピテーション履歴とカバー範囲の違いが、ネットワークの性質に差を生じさせ、適切なしきい値のキャリブレーションがなされない限り、直接的な比較は制限される。
- 多分野的およびSSHジャーナルにおいて、Scopusの広範なカバー範囲は、より構造的で洗練されたJCRデータに比べて、比例的に優れたまたはより情報豊かなマップを生み出すものではない。
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このレビューはAIが作成し、人間の編集者が確認しました。