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QUICK REVIEW

[論文レビュー] State Dependence and Unobserved Heterogeneity in the Extensive Margin of Trade

Julian Hinz, Amrei Stammann|arXiv (Cornell University)|Apr 27, 2020
Global trade and economics被引用数 9
ひとこと要約

本稿は、貿易データにおける挿入パrameter問題に対処するため、動的3方向固定効果バイナリ選択モデルのバイアス補正推定量を提案する。両者とも、真の状態依存性と観察されない異質性が、二国間貿易の持続的要因として顕著に寄与していることを示している。この手法は、最尤推定量の漸近的バイアスを是正し、貿易の持続的要因が重力要因に起因するだけではなく、動的市場参入行動と観察されないコストに起因することを明らかにした。

ABSTRACT

We study the role and drivers of persistence in the extensive margin of bilateral trade. Motivated by a stylized heterogeneous firms model of international trade with market entry costs, we consider dynamic three-way fixed effects binary choice models and study the corresponding incidental parameter problem. The standard maximum likelihood estimator is consistent under asymptotics where all panel dimensions grow at a constant rate, but it has an asymptotic bias in its limiting distribution, invalidating inference even in situations where the bias appears to be small. Thus, we propose two different bias-corrected estimators. Monte Carlo simulations confirm their desirable statistical properties. We apply these estimators in a reassessment of the most commonly studied determinants of the extensive margin of trade. Both true state dependence and unobserved heterogeneity contribute considerably to trade persistence and taking this persistence into account matters significantly in identifying the effects of trade policies on the extensive margin.

研究の動機と目的

  • 二国間貿易の拡張マージンにおける動的持続的要因をモデル化・定量化すること、特にゼロ貿易フローの持続的要因を特定すること。
  • 高次元の固定効果を伴う動的バイナリ選択モデルにおける挿入パrameter問題に対処すること。この問題は、標準的な推論を無効にしている。
  • 時刻、出発国、目的国という3方向の固定効果を持つパネルデータにおける推論を改善するため、バイアス補正推定量の開発と妥当性の検証を行うこと。
  • 真の状態依存性と観察されない異質性を両方組み込んだモデルを用いて、貿易参入の決定要因を再評価すること。
  • 標準推定量が、持続的貿易パターンにおける未補正バイアスのため、貿易政策や重力要因の真の影響を低く見積もっていることを示すこと。

提案手法

  • 時刻、出発国、目的国という3方向の固定効果を備えた動的3方向固定効果バイナリ選択モデルを構築し、貿易の持続的要因を捉える。
  • スプリットパネルジャックナイフ推定量と解析的バイアス補正を適用し、挿入パrameterモデルにおける最尤推定量の漸近的バイアスを是正する。
  • バンド幅パramータ L を用いたスペクトル密度推定を用いてバイアス補正を計算し、共同漸近的条件下での一貫性を保証する。
  • モンテカルロシミュレーションを用いて、バイアス補正推定量の統計的性質を検証し、バイアスの低減と推論の改善を確認する。
  • UN Comtradeデータ(2000–2019年)を用いて、重力変数と制度ダミーを説明変数としてモデルを推定する。
  • Rパッケージ(alpaca)をCRANに公開し、再現性と応用を可能にする。

実験結果

リサーチクエスチョン

  • RQ1ゼロ貿易フローの持続的要因は、観察されない異質性よりも真の状態依存性に起因する程度はどの程度か?
  • RQ2高次元の固定効果を伴う動的貿易モデルにおける標準的最尤推定による推論に、挿入パrameter問題がどのように影響を与えるか?
  • RQ3観察されない二国間貿易コストと動的市場参入行動の、貿易持続的要因への相対的寄与度はどの程度か?
  • RQ4バイアス補正推定量は、貿易政策変数(例:FTA、通貨同盟)の拡張マージンへの推定効果をどのように変化させるか?
  • RQ5バイアス補正におけるバンド幅の選択や誤差分布の仮定(例:ロジスティック分布 vs. 正規分布)に依存しない結果の安定性は確認できるか?

主な発見

  • 真の状態依存性は、貿易参入への直接的効果の約19%を占め、過去の貿易が現在の貿易の確率を顕著に高めることを示している。
  • 観察されない異質性は、持続的要因に顕著に寄与しており、通貨同盟の長期的平均部分的効果は0.034、WTO/GATT加盟のそれは0.014である。
  • バイアス補正推定量は、標準MLEの漸近的バイアスを低減し、従来の推定量から得られる標準誤差やp値が無効であることを示している。
  • 妥当性の検証では、誤差分布の仮定(ロジスティック分布対正規分布)やバンド幅の選択(L=1 から L=4)にかかわらず、結果が安定していることが確認された。
  • 過去の貿易(y_{ij(t-1)})が現在の貿易に与える直接的効果は0.181***であり、長期的効果は0.192***である。これは強い動的持続的要因を示している。
  • 距離、GDP、貿易協定などの重力要因を制御しても、非貿易国間ペアの88%以上が依然として非活動状態にあり、動的要因と観察されない要因の重要性が浮き彫りになった。

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このレビューはAIが作成し、人間の編集者が確認しました。