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QUICK REVIEW

[論文レビュー] Coherent control of electron spin qubits in silicon using a global field

Ensar Vahapoglu, James Slack-Smith|arXiv (Cornell University)|Jul 30, 2021
Quantum and electron transport phenomena参考文献 37被引用数 5
ひとこと要約

この論文は、オンチップの送信線を必要とせず、オンチップに配置しない誘電体共振器(KTO)によって生成されたグローバルなマイクロ波磁場を用いて、シリコン量子ドット内の電子スピンキュービットの整合的ラビ振動を実証した。この技術により、1 MHzを超えるラビ周波数と10 μs程度のコherー二ンス時間(coherence time)が達成され、オンチップの配線や局所的マイクロ波ラインを必要としない、大規模なスピン基幹量子コンピューティングに向けたスケーラブルで低複雑性の道筋を確立した。

ABSTRACT

Silicon spin qubits promise to leverage the extraordinary progress in silicon nanoelectronic device fabrication over the past half century to deliver large-scale quantum processors. Despite the scalability advantage of using silicon technology, realising a quantum computer with the millions of qubits required to run some of the most demanding quantum algorithms poses several outstanding challenges, including how to control so many qubits simultaneously. Recently, compact 3D microwave dielectric resonators were proposed as a way to deliver the magnetic fields for spin qubit control across an entire quantum chip using only a single microwave source. Although spin resonance of individual electrons in the globally applied microwave field was demonstrated, the spins were controlled incoherently. Here we report coherent Rabi oscillations of single electron spin qubits in a planar SiMOS quantum dot device using a global magnetic field generated off-chip. The observation of coherent qubit control driven by a dielectric resonator establishes a credible pathway to achieving large-scale control in a spin-based quantum computer.

研究の動機と目的

  • オンチップの送信ラインを避けて、グローバルに適用されるマイクロ波磁場を用いて、シリコンにおける単一電子スピンキュービットの整合的制御を実証すること。
  • 従来のオンチップ送信ライン制御と比較して、誘電体共振器によるグローバル制御がスピンキュービットのコherー二ンスを劣化させるかどうかを評価すること。
  • PdゲートとALD-AlOxを用いたデバイスと、Alゲートと熱成長AlOxを用いたデバイスとの間で、ノイズおよびデコherー二ンス特性を比較すること。
  • 1つのマイクロ波源と1つの共振器を用いて、全体の量子チップにわたりスピンキュービット制御をスケーリング可能かどうかを評価すること。
  • コherー二ンスに影響を与える材料由来のノイズ源を特定し、ゲート材料の最適化による改善策を提案すること。

提案手法

  • 3Dカリウムタンタール酸化物(KTO)誘電体共振器をオンチップ外に配置し、平面状のSiMOS二重量子ドットデバイス全体に一様なグローバルマイクロ波磁場(B1)を生成した。
  • 局所的な電圧ゲートを用いて、個々のキュービットの共鳴周波数をグローバルB1磁場の周波数に合わせたり外したりすることで、選択的キュービット制御を実現した。
  • 共鳴周波数でマイクロ波パルスを印加し、スピン状態間の整合的な状態遷移を観測することで、ラビ振動測定を実施した。
  • Hahnエコーのコherー二ンス時間(T2^Hahn)とCarr-Purcell-Meiboom-Gill(CPMG)ノイズスペクトロスコピーを測定し、デコherー二ンスおよびノイズ特性を比較した。
  • PdゲートとALD-AlOx絶縁体(本研究)を用いたデバイスと、Alゲートと熱成長AlOx(参考デバイス)を用いたデバイスとの間で、コherー二ンスおよびノイズ性能を比較した。
  • 誘電体共振器のQファクター(Qi ≈ 780)とマイクロ波入力パワー(約20 μW)がキュービット制御の忠実度、不要な加熱、および結合に与える影響を分析した。

実験結果

リサーチクエスチョン

  • RQ1オンチップに配置しない誘電体共振器から生成されるグローバルなマイクロ波磁場を用いて、シリコン量子ドット内のスピンキュービットで整合的ラビ振動を達成できるか?
  • RQ2従来のオンチップ送信ライン制御と比較して、誘電体共振器によるグローバル制御がスピンキュービットのコherー二ンスを劣化させるか?
  • RQ3ゲート電極材料(Pd対Al)およびゲート絶縁体(ALD-AlOx 対熱成長AlOx)が、キュービットのデコherー二ンスおよびノイズレベルに果たす役割は何か?
  • RQ4誘電体共振器のQファクターが、パワー効率および不要な結合の観点から、グローバルスピン制御の性能をどの程度制限しているか?
  • RQ5グローバル制御アプローチは、100万キュービット規模にまでスケーリング可能であり、ゲート忠実度やコherー二ンスを損なわずに実現できるか?

主な発見

  • オンチップに配置しないKTO誘電体共振器から生成されるグローバルマイクロ波磁場を用いて、シリコン電子スピンキュービットで整合的ラビ振動を成功裏に実証した。入力パワー約20 μWでラビ周波数が1 MHzを超えた。
  • Qubit 1のHahnエコーコherー二ンス時間(T2^Hahn)は12.0 ± 1.2 μs、Qubit 2は10.0 ± 1.0 μsであった。これはNISQ時代の操作に十分なコherー二ンスを示している。
  • PdゲートとALD-AlOxを用いたデバイスのコherー二ンス時間は、オンチップ送信ラインを用いた類似デバイスと比較して2〜3倍以内であり、グローバル制御による性能劣化は顕著でないことが示された。
  • PdゲートとALD-AlOxを用いたデバイスは、Alゲートと熱成長AlOxを用いたデバイスと比較してノイズフロアが約10倍高い。これはゲート絶縁体材料が電荷ノイズの主因であることを示唆している。
  • Alゲートデバイスのコherー二ンス時間(T2^Hahn)が約10倍高いことから、ALD成長AlOxが電荷ノイズを増大させるとの仮説が裏付けられ、熱成長AlOxに切り替えることでキュービット性能を顕著に向上できる可能性がある。
  • 誘電体共振器の現在のQファクター(Qi ≈ 780)は材料損失に起因するが、理論的な材料制限Q(Qi > 60,000)が示唆するところから、同等のB1磁場強度を達成するための入力パワーを100倍程度低減可能である。

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このレビューはAIが作成し、人間の編集者が確認しました。