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QUICK REVIEW

[論文レビュー] Studies on access: a review

Philip M. Davis|arXiv (Cornell University)|Dec 20, 2009
scientometrics and bibliometrics research参考文献 30被引用数 7
ひとこと要約

本レビューは、科学的文献へのアクセスに関する実証的研究を統合し、アクセスパターン、障壁、引用影響度を評価するためのアンケート法と非挿入的(unobtrusive)手法を比較する。研究では、デジタル化や非公式な共有のおかげで全体的にアクセスが改善された一方で、特にグローバルサウスの研究者において顕著な格差が依然として存在すること、また、混同要因(例:論文の質)を制御した場合、オープンアクセス(OA)が一貫した引用優位性をもたらすとは限らないことが判明した。

ABSTRACT

A review of the empirical literature on access to scholarly information. This review focuses on surveys of authors, article download and citation analysis.

研究の動機と目的

  • アンケート法と非挿入的手法が科学的文献へのアクセスを研究するうえでの長所と短所を評価すること。
  • 図書館や非公式なソースへの依存の変化を含め、研究者がジャーナルにアクセスする傾向の時間的推移を検討すること。
  • 論文の質や著者特性などの混同要因を考慮したうえで、オープンアクセス(OA)が引用頻度に与える影響を評価すること。
  • 非研究者ユーザー(例:臨床医、教育者、一般大衆)や低所得国に所属する研究者の間でのアクセス格差に関する、研究のギャップを浮き彫りにすること。

提案手法

  • 研究者らの認識を調査するアンケートと、記事のダウンロード数や引用数といった非挿入的指標を比較する。
  • 米国の科学者らの縦断的アンケートデータ(1977–2009年)を分析し、読書頻度、検索に要する時間、ジャーナルの範囲の変化を追跡する。
  • オープンアクセス(OA)論文とサブスクリプションアクセス論文の引用頻度を比較する、後向き観察研究および無作為化比較試験をレビューする。
  • 線形回帰、ロジスティック回帰、ネガティブバイノミアル、ポisson回帰などの統計モデルを用い、ジャーナルのインパクトファクター、論文の年齢、著者所在地などの混同要因を制御する。
  • 研究間で使用されているオープンアクセス(OA)の定義を評価する。これには、自己アーカイブ(例:arXiv)や出版者による無料提供の形態が含まれる。
  • 複数の学術分野にまたがる15件以上の研究の結果を統合し、アクセスと引用の傾向の整合性と頑健性を評価する。

実験結果

リサーチクエスチョン

  • RQ1デジタル出版の台頭に伴い、研究者のアクセスパターンや情報探索行動はどのように変化してきたのか。
  • RQ2研究者が自ら報告するアクセス水準は、ダウンロードや引用の実際の使用データとどの程度一致しているのか。
  • RQ3オープンアクセス(OA)ステータスが、測定可能な引用優位性をもたらすのか、それとも背後にある論文の質や自己選択の影響によるものなのか。
  • RQ4特に高所得国と低所得国との間で、アクセス格差はどのように変動するのか。
  • RQ5特にリソースが限られた環境において、非公式なネットワークや図書館以外の情報源が科学的情報へのアクセスに果たす役割は何か。

主な発見

  • デジタル化と電子アーカイブのおかげで、科学者がより多くのジャーナルを読むようになり、記事の検索に要する時間が短縮されたため、科学的文献へのアクセスは時間の経過とともに改善された。
  • 自らの満足度を報告しているにもかかわらず、インドの研究者の84%が公式なアクセスができない場合に非公式な経路を通じて論文を入手していたことから、構造的な不平等が浮き彫りになった。
  • アンケートでは、アクセスは16の懸念事項のうち12番目に低い優先順位に位置づけられており、他の研究課題に比べて重要性が低いと認識されていることが示された。
  • 一部の研究ではオープンアクセス論文に引用優位性が認められた(例:生物医学系ジャーナルで17%の調整後増加)が、論文の質やその他の混同要因を制御すると、その効果はしばしば薄れたり、消失したりする。
  • きめ細やかな制御を適用した場合、オープンアクセス論文に一貫した引用優位性は認められず、一部の研究では論文の特性を補正した後も引用頻度の差が有意に認められなかった。
  • 発展途上国に所属する研究者は、オープンアクセスジャーナルをより多く引用しており、参照リストが短い傾向にあることから、OAへの依存度が高まっている一方で、全論文へのアクセスが制限されている可能性が示唆された。

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このレビューはAIが作成し、人間の編集者が確認しました。